鎌倉×SDGs

鎌倉から考えるSDGs 目次

このウェブサイトについて

数年前、ある動画で、ウミガメの研究者が野生のウミガメの鼻にストローが刺さっているのを海で発見し、それを取り除こうとしている様子を見ました。ご覧になったことがある方も多いと思います。そのストローは、経年劣化しウミガメの鼻の奥深く入り込んでしまっていました。明らかに痛々しい状況でありながら、ウミガメは言葉を発して苦しさを訴えることができない姿を見て、私たちの生活や社会は、生き物たちにどれほどの影響を与えてきたのだろうと考えないわけにはいきませんでした。卑近な体験ではありますが、まずは私たちにできることを、と行動を駆り立てるきっかけの一つとなりました。

この動画を目にしたのとちょうど同時期、国連において「Sustainable Development Goalsー持続可能な開発目標」(2015年)が制定されました。これは、国連加盟国で共通の目標を持ち、人道や自然環境など生きていくことに関わる様々な見地から、より良い世界、持続可能な社会を作っていこうという試みです。頭文字を取りSDGsと呼ばれています。SDGsについては、下記の項目で詳しくご説明いたします。

世界的な動きと、様々な個人的体験が重なり、私たちはデザイン事務所として何ができるのか、考えました。そして、第一歩として踏み出したのは「完全循環型」の社会を作るためのアイディアを公に共有していくということでした。そのプラットフォームとなるのが、このウェブサイトです。このウェブサイトでは、循環型・持続可能な街や店舗を作るためのアイディアを、デザイン事務所クスクスが考え公開していきます。クスクスのHPはこちらからご覧頂けます。

本ページでは、SDGsとはそもそも何か、私たちが注力するSDGs、鎌倉における都市型SDGsの提案について記載しています。完全循環型のコミュニティを作るためのアイディアについては「ビジョン」ページからご覧頂けます。

このウェブサイト一つでは、ウミガメに起きたような状況をなくすことはできないかも知れません。しかし、私たち一人一人が考え、行動に移していくことで、少しでも良い社会を築いていくきっかけを作りたいと思っています。

鎌倉からSDGsを考える

都市型SDGs 鎌倉

私たちのオフィスがある鎌倉は、都心まで電車で1時間の距離にありながら、山や海など自然にも恵まれた町です。一方、鎌倉で生活をしていると、交通渋滞や環境汚染、新築を建てるための古民家の建て壊しなど、環境への影響も大きく受けていることを肌で感じます。「今ある自然を守りたい。持続可能な社会を実現し、人や生き物、自然が共存できる町をつくりたい」というシンプルな思いを胸に、SDGs17個の目標のうち、私たちは「7.エネルギー」「11.持続可能な都市」「12.持続可能な生産と消費」「14. 海洋資源」「15.陸上資源」の5つの目標に焦点を当て、これらの分野において持続可能な仕組みを実現するための取り組みをしています。モデルタウンとして「鎌倉」を想定し、他地域でも実現できる様にすることを目標としています。

私たち、クスクスが特に注力するSDGs(持続可能な開発目標)について、以下に詳しく記載します。

私たちが注力するSDGs項目

【目標7】エネルギー すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。

7.1  2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。7.2  2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。

7.3  2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。

7.a  2030年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率及び先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究及び技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。

7.b  2030年までに、各々の支援プログラムに沿って開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、内陸開発途上国のすべての人々に現代的で持続可能なエネルギー サービスを供給できるよう、インフラ拡大と技術向上を行う。

*クスクスでは、地域や店舗において、環境に負荷の少ない形でエネルギーを活用・循環させる仕組みを考え、デザインに落とし込みます。

例として、きれいな水を得るためのエネルギー消費を削減するために「各店舗で水を循環させること」について考えました。

その記事については、こちらのビジョンからご覧いただけます。

【目標 11】 包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。

11.1  2030 年までに、すべての人々の、適切、安全かつ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する。

11.2  2030 年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子ども、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、すべての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。

11.3  2030 年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、すべての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。

11.4  世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する。

11.5  2030 年までに、貧困層及び脆弱な立場にある人々の保護に焦点をあてながら、水関連災害などの災害による死者や被災者数を大幅に削減し、世界の国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす。

11.6  2030 年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。

11.7  2030 年までに、女性、子ども、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。

11.a  各国・地域規模の開発計画の強化を通じて、経済、社会、環境面における都市部、都市周辺部及び農村部間の良好なつながりを支援する。

11.b  2020 年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンス)を目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災枠組 2015-2030 に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う。

11.c  財政的及び技術的な支援などを通じて、後発開発途上国における現地の資材を用いた、持続可能かつ強靱(レジリエント)な建造物の整備を支援する。

*クスクスは、「持続可能」「循環型」を最優先し、暮らしやコミュニティーの在り方を考えています。

例として、「電気バスを街中で利用すること」と「空きビルの活用について」考えてみました。


その記事はこちらからご覧頂けます:電気バスについて空きビルの活用について

【目標 12】 持続可能な生産消費形態を確保する。

12.1  開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する 10 年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、すべての国々が対策を講じる。

12.2  2030 年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。

12.3  2030 年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食料の損失を減少させる。

12.4  2020 年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物資やすべての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。

12.5  2030 年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

12.6  特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。

12.7  国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。

12.8  2030 年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。

12.a  開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。

12.b  雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。

12.c  開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する、化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。

*まずはできることから、自然と調和した持続可能な生活や仕事の在り方を実践し、広めていきたいと思っています。以下にその事例をご紹介します。

事例1. 祐天寺のカフェバーfururiでは、コンポストを設置し、店で出た残飯を堆肥にし、それを使って育てたハーブや野菜は美味しい料理として提供しています。

そして、その残飯や野菜の切れ端は再びコンポストで堆肥に生まれ変わります。

店内の内装においても、廃材を再利用した家具を使用したり、廃材となった陶器を生かした壁などを作りました。詳しくは、こちらの記事からご覧ください。


祐天寺の循環型カフェfururi

事例2. 鎌倉のモンブラン専門店Mont Blanc Standでは、ポイ捨て防止のため、モンブランを入れた紙カップを食べ終わった後にお店まで返してくれたら、小さなお菓子のプレゼントをしています。

観光地鎌倉の環境と景観を守る取り組みです。小さなことからコツコツと、店舗オーナーさんたちと手を取り合い、より良い社会を作るためのアイディアを実践しています。


【目標 14】 持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。

14.1  2025年までに、海洋堆積物や富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。

14.2  2020年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う。

14.3  あらゆるレベルでの科学的協力の促進などを通じて、海洋酸性化の影響を最小限化し、対処する。

14.4  水産資源を、実現可能な最短期間で少なくとも各資源の生物学的特性によって定められる最大持続生産量のレベルまで回復させるため、2020 年までに、漁獲を効果的に規制し、過剰漁業や違法・無報告・無規制(IUU)漁業及び破壊的な漁業慣行を終了し、科学的な管理計画を実施する。

14.5  2020 年までに、国内法及び国際法に則り、最大限入手可能な科学情報に基づいて、少なくとも沿岸域及び海域の10パーセントを保全する。

14.6  開発途上国及び後発開発途上国に対する適切かつ効果的な、特別かつ異なる待遇が、世界貿易機関(WTO)漁業補助金交渉の不可分の要素であるべきことを認識した上で、 2020 年までに、過剰漁獲能力や過剰漁獲につながる漁業補助金を禁止し、違法・無報告・無規制(IUU)漁業につながる補助金を撤廃し、同様の新たな補助金の導入を抑制する。

14.7  2030 年までに、漁業、水産養殖及び観光の持続可能な管理などを通じ、小島嶼開発途上国及び後発開発途上国の海洋資源の持続的な利用による経済的便益を増大させる。

14.a  海洋の健全性の改善と、開発途上国、特に小島嶼開発途上国および後発開発途上国 の開発における海洋生物多様性の寄与向上のために、海洋技術の移転に関するユネスコ政府間海洋学委員会の基準・ガイドラインを勘案しつつ、科学的知識の増進、研究能力の向上、及び海洋技術の移転を行う。

14.b  小規模・沿岸零細漁業者に対し、海洋資源及び市場へのアクセスを提供する。

14.c  「我々の求める未来」のパラ158において想起されるとおり、海洋及び海洋資源の保全及び持続可能な利用のための法的枠組みを規定する海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)に反映されている国際法を実施することにより、海洋及び海洋資源の保全及び持続可能な利用を強化する。

*近年海に流れ出るプラスチックが注目を集めています。クスクスでは、環境に負荷なく、循環する素材を使った製品のデザインも試みています。

現在、「生分解性のプロダクト」を計画しています。まだまだ企画段階ですが、ご興味ある方、ぜひご連絡ください。

記事はこちらからご覧頂けます。

【目標 15】 陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。

15.1 2020 年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。

15.2  2020 年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。

15.3  2030 年までに、砂漠化に対処し、砂漠化、干ばつ及び洪水の影響を受けた土地などの劣化した土地と土壌を回復し、土地劣化に荷担しない世界の達成に尽力する。

15.4  2030 年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。

15.5  自然生息地の劣化を抑制し、生物多様性の損失を阻止し、2020 年までに絶滅危惧種を保護し、また絶滅防止するための緊急かつ意味のある対策を講じる。

15.6  国際合意に基づき、遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を推進するとともに、遺伝資源への適切なアクセスを推進する。

15.7  保護の対象となっている動植物種の密猟及び違法取引を撲滅するための緊急対策を講じるとともに、違法な野生生物製品の需要と供給の両面に対処する。

15.8  2020 年までに、外来種の侵入を防止するとともに、これらの種による陸域・海洋生態系への影響を大幅に減少させるための対策を導入し、さらに優先種の駆除または根絶を行う。

15.9  2020 年までに、生態系と生物多様性の価値を、国や地方の計画策定、開発プロセス及び貧困削減のための戦略及び会計に組み込む。

15.a  生物多様性と生態系の保全と持続的な利用のために、あらゆる資金源からの資金の動員及び大幅な増額を行う。

15.b  保全や再植林を含む持続可能な森林経営を推進するため、あらゆるレベルのあらゆる供給源から、持続可能な森林経営のための資金の調達と開発途上国への十分なインセンティブ付与のための相当量の資源を動員する。

15.c  持続的な生計機会を追求するために地域コミュニティの能力向上を図る等、保護種の密猟及び違法な取引に対処するための努力に対する世界的な支援を強化する。

*「自然と調和すること」これがクスクスのデザインの軸となっています。

SDGsとは

SDGs(持続可能な開発目標)概要

ここでSDGsについて詳しくご紹介させて頂きたいと思います。SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは”Sustainable Development Goals“の略であり、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されています。貧困や労働、自然環境などあらゆる側面において持続可能な世界を作ろうという意志のもと策定されました。2015年の国連サミットで決まり、17個の目標で構成されてます。SDGsの前身は、2001年制定のMDGs(ミレニアム開発目標)というもので、主に開発途上国の社会開発を目標としていました。MDGsにより飢餓人口削減などの成果は残せたものの、自然環境や格差拡大など先進国も取り組むべき課題が残りました。そこで、世界各国を対象として約3年間オンライン調査が行われ、最終的に2015年9月の国連サミットでSDGsが策定されました。通常、国連の方針などは、政府や加盟国の代表者、専門家たちで決められますが、SDGsは策定までのプロセスをオンラインで公開し、1000万人以上の人々が意見を投じました。そのプロセスにも「みんなで取り組もう」という意思が表れており、17個それぞれの目標は「地球上の誰一人として取り残さない」という考えを反映しています。各目標は2030年までの15年間で達成しようと呼びかけられています。

SDGs(持続可能な開発目標) 3つの側面

「持続可能な開発は、将来の世代がそのニーズを充足する能力を損なわずに、現世代のニーズを充足する開発」(国際連合広報局)と定義されています。そして、持続可能な開発を達成するためには、経済成長、社会的包摂、環境保護という3つの要素を調和させる必要があると考えます。これらの要素は互いに大きく影響し合い、3つの側面が全て満たされてこそ包括的に持続可能な社会を作ることができるからです。

SDGs(持続可能な開発目標)を支える要素 5つのP

SDGsを支える要素として5つのPが掲げられています。人間(People) 豊かさ(Prosperity) 地球(Planet)平和(Peace)パートナーシップ(Partnership)の5つの分野における行動により、制定から15年かけて世界中の国において「持続可能な開発目標」を達成しようと問いかけています。

SDGs(持続可能な開発)17個の目標と169のターゲット

17個の目標はそれぞれ「ターゲット」というさらに具体的な目標で構成されています。ターゲットは全部で169個あります。以下、17個全ての目標とターゲットの抜粋を掲載致します。


【目標1】あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。

ターゲット抜粋:

1.3 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。

1.4 2030年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、すべての男性及び女性が、基礎的サービスへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源についても平等な権利を持つことができるように確保する。

1.5 2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靭性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。


【目標2】飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。

ターゲット抜粋:

2.4 2030年までに、生産性を向上させ、生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する適応能力を向上させ、漸進的に土地と土壌の質を改善させるような、持続可能な食料生産システムを確保し、強靭(レジリエント)な農業を実践する。

2.c 食料価格の極端な変動に歯止めをかけるため、食料市場及びデリバティブ市場の適正な機能を確保するための措置を講じ、食料備蓄などの市場情報への適時のアクセスを容易にする。


【目標3】あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。

ターゲット抜粋:

3.4 2030年までに、非感染性疾患による若年死亡率を、予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健及び福祉を促進する。

3.9 2030年までに、有害化学物質、ならびに大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病の件数を大幅に減少させる。


【目標4】すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。

ターゲット抜粋:

4.1  2030年までに、すべての子どもが男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。

4.5  2030年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子どもなど、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。

4.a  子ども、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、すべての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。


【目標5】ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。

ターゲット抜粋:

5.1  あらゆる場所におけるすべての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。

5.4  公共のサービス、インフラ及び社会保障政策の提供、ならびに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する。


【目標6】すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。

ターゲット抜粋:

6.4 2030 年までに、全セクターにおいて水の利用効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取及び供給を確保し水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。

6.b 水と衛生に関わる分野の管理向上への地域コミュニティの参加を支援・強化する。


【目標7】すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。

ターゲット抜粋:

7.1 2030 年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。

7.a 2030 年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率及び先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究及び技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。


【目標8】包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。

ターゲット抜粋:

8.3  生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性及びイノベーションを支援する開発重視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や成長を奨励する。

8.5  2030年までに、若者や障害者を含むすべての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、ならびに同一労働同一賃金を達成する。


【目標 9】 強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。

ターゲット抜粋:

9.1  すべての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために、地域・越境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラを開発する。

9.4  2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。すべての国々は各国の能力に応じた取組を行う。


【目標 10】 各国内及び各国間の不平等を是正する。

ターゲット抜粋:

10.2  2030 年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、すべての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。

10.7  計画に基づき良く管理された移住政策の実施などを通じて、秩序のとれた、安全で規則的かつ責任ある移住や流動性を促進する。


【目標 11】 包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。

ターゲット抜粋:

11.2  2030 年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子ども、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、すべての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。

11.3  2030 年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、すべての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。


【目標 12】 持続可能な生産消費形態を確保する。

ターゲット抜粋:

12.3  2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食料の損失を減少させる。

12.4  2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物資やすべての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。


【目標 13】 気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。*

ターゲット抜粋:

13.1  すべての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応力を強化する。

13.3  気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。

*国連気候変動枠組条約(UNFCCC)が、気候変動への世界的対応について交渉を行う基本的な国際的、政府間対話の場であると認識している。


【目標 14】持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。

ターゲット抜粋:

14.1 2025 年までに、海洋堆積物や富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。

14.2  2020 年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う。


【目標 15】 陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。

ターゲット抜粋:

15.2  2020 年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。

15.4  2030 年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。


【目標 16】持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。

ターゲット抜粋:

16.5  あらゆる形態の汚職や贈賄を大幅に減少させる。

16.b  持続可能な開発のための非差別的な法規及び政策を推進し、実施する。


【目標 17】 持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。

ターゲット抜粋:

17.1  課税及び徴税能力の向上のため、開発途上国への国際的な支援なども通じて、国内資源の動員を強化する。

17.7  開発途上国に対し、譲許的・特恵的条件などの相互に合意した有利な条件の下で、環境に配慮した技術の開発、移転、普及及び拡散を促進する。

SDGsについての公式ウェブサイト紹介

※ロゴをクリックすると各ウェブサイトに飛びます。

SDGsは、2015年に国連ニューヨーク本部で開催された「国連持続可能な開発サミット」の成果文書として提示されました。SDGsを広めるための資料として、国連が提供しているパワーポイントなどもこちらのウェブサイトから自由にダウンロードできます。また、日本国内での国連と民間・政府・産官学との連携取組なども掲載されています。全ての資料は日本語と英語で用意されています。

国連の主導的開発機関としてUNDPは、雇用の創出や感染症の対策など約170の国と地域での活動を通じ、SDGsの達成に貢献しています。国連開発計画(UNDP)の資金計画は、SDGsを指針として計画されています。上記のウェブサイトでは、SDGsの背景から各目標の説明、UNDPの具体的な取組について掲載されています。

SDGsにおける日本政府の取り組みを公開しています。自治体SDGsモデル事業に認定された10都市の情報などもご覧頂けます。

国連グローバル・コンパクト(UNGC)は、各企業・団体がリーダーシップを発揮することによって、世界的目標を達成するための取組です。2000年にニューヨークの国連本部で正式に発足し、現在では世界約160カ国で1万3000を超える団体(そのうち企業が約8,300)が署名し、「人権」・「労働」・「環境」・「腐敗防止」の4分野・10原則を軸に活動を展開しています。UNGC ジャパンにおける企業・団体のSDGs達成のための取組を公開しています。

GREENPEACEは世界55以上の国と地域で活動する国際環境NGOです。本部はオランダ、アムステルダムにあります。国連では国際的なNGOに与えられる最も高い地位の1つである「総合協議資格」が認められており、国連での各会議にオブザーバーの資格で出席し、環境問題の専門家として各国政府へのアドバイスや提言を行っています。

未来へのビジョン

以上の様に、世界中でより良い社会を作るための取り組みが始まっています。私たち一人ひとりができることは小さなことかもしれませんが、アイディアや取り組みの種が色々な場所に植えられれば、より良い社会を築くことに繋がると私たちは信じています。

循環型の持続可能な社会を実現していくためのアイディアは、「ビジョン」ページに掲載しています。ぜひご覧ください。

共鳴して頂ける方、ご意見がある方、ぜひご連絡下さい。コンタクトはこちらから

※このウェブサイトは、鎌倉のデザイン事務所株式会社クスクスが発信しています。