プラスティック容器について
観光地鎌倉とゴミ問題
鎌倉は、毎年約2,000万人前後の観光客が訪れます。人気の観光スポットのため、規制はあるものの、食べ歩きや飲み歩きなどの需要もたくさんあります。その結果として、特に夏休みシーズンなどは、道端にゴミが散乱している様子を見かけるのも珍しくありません。そして、その現状に見合うだけの数のゴミ箱が街には設置されていません。ゴミ箱を新たに設置するのが難しいとすれば、街に散乱する恐れのあるゴミ問題をどうすれば良いか、私たちなりに考えてみました。
ステンレスマグのご提案
私たちが提案するのは、持ち帰り用のプラスチックの飲料容器を完全撤廃し、繰り返し使用できるステンレスマグを鎌倉の飲食店全体で導入することです。まず、このサービスのためのスマートホン用アプリを作成します。このアプリに飲食店側とお客さん側の双方が登録し、お客さんはこのアプリ上から各店舗のドリンクを購入します。決済はアプリ上で済ませ、実店舗ではドリンクを受け取るだけ。購入と同時に、マグ代のデポジットが課金されます。このデポジットは、マグの返却時にアプリを通して返金されるようにします。飲み物を楽しんだ後は、マグを加盟飲食店に設置してある返却ボックスに返します。持ち歩いて観光をすることを考慮し、マグの返却はどの店舗でも良いことにします。返却時にアプリでバーコードを読み込むなどすると、デポジットがアプリを通して返金されます。ステンレスマグの回収はNPOを立ち上げるなど、鎌倉市と一体になって行うことができれば、雇用の創出にも繋がりメリットが大きいと考えています。
メリット
ステンレスは素材としても強く、保温や保冷にも優れています。果てしなくプラスチックゴミを生み出し続けるのではなく、これからは、繰り返し使用できる素材で、持続可能なシステムを作っていくべきではないでしょうか。ゴミを減らし、街の景観を守り、雇用を生む可能性も秘めています。また、結果的に、飲食店側の経費(容器代)の削減やお客さんがゴミを持って歩き回らなくて済むというメリットもあります。
最後に
アプリの制作や飲食店の協力、サービスのプロモーション、市との協業など、様々な課題はありますが、自然環境と人に優しく、持続可能なコミュニティーを作るために取り組む価値のあることだと私たちは考えています。
ご興味ある方、いらっしゃいましたらぜひご一報ください!ご意見などお問い合わせはこちらからお願いします。
SDGs目標:11.住み続けられるまちづくりを/12.つくる責任、つかう責任/13.気候変動に具体的な対策を