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「空き家」を活用して循環型の暮らしを

「空き家」が増加している

国土交通省のデータによると、日本の空き家の総数はこの20年で1.8倍に増加した。(参照:国土交通省) ちなみに当ウェブサイトでモデルタウンと想定している鎌倉市内では、住宅総数に対する空き家率が、最新データの5年間で9.3%から11.8%に増加した。

「空き家」は4つの定義で分類されている。①賃貸用の住宅 ②売却用の住宅 ③二次的住宅 ④その他の住宅。「④その他の住宅」とは、持ち主が長期で不在、もしくは死亡のため使われなくなった家、あるいは取り壊される予定のものなどが含まれる。つまり、活用されておらず、活用される予定もない家を指す。「その他の住宅」は過去20年で約2倍に増加し、空き家全体の約4割を占めている。少子化などの影響を受け、このまま行けば「空き家」の数値も、活用されていない「その他の住宅」の数値も伸びる一方であると予測されている。

そこで、今回は「空き家の活用方法」について考えてみた。

空き家における循環型システム

私たちが考えたのは、一軒の建物全体で「循環するシステム」を作ることである。生活に必要不可欠なエネルギーは、地熱・水素タンク・ソーラーパネルなどを活用する。上のイラストの様に、建物の下に地熱装置、脇に水素タンク、屋上にソーラーパネルなどを設置して、エネルギーを作る。そして、生きるために不可欠な水は、雨水や排水をろ過し、建物内で循環、再利用できるようにする。

建物はどの様に利用するか。1階はカフェなど、住民が自由に利用出来るスペースにするのはどうだろうか。建物脇にはコンポストボックスも設置し、コンポストに入れられる様なものは堆肥に変え、畑などで活用できる様にする。以前、コンポストについての記事も掲載したので、ご参照頂ければと思う。(参照:コンポストについての記事)2階は植物工場を作る。室内で野菜やハーブなどを育てることで、スペースを有効活用し、天気の影響を受けずに食材を供給できる。ここで育てられた野菜などは、1階のカフェスペースや階上の住居に提供することもできる。(参照:植物工場について)3階より上には、住居スペースを設けるのはどうだろうか。

将来像

具体的に実現するには、様々な障害もあるが、今後は建物一つで完結できる様なサステナブルな環境・システムを構築する必要があるのではないかと考えている。より少ないエネルギーで持続可能な環境を作るのである。

SDGs目標:7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに / 11.住み続けられるまちづくりを

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