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鎌倉のデザイン事務所クスクスが考える循環型デザイン、ろ過システム

濾過システムで水も「循環」させる

日本と世界の水事情

当ウェブサイトでモデルタウンとして想定している鎌倉市では、山から川が流れ、それが海に繋がっているということを肌で実感できる環境にある。その様子を見ていると、水は無限にあると感じてしまう。しかし、私たちが口にしたり、生活で利用出来るくらいきれいな水にするには、たくさんのエネルギーが使われている。

日本は湿潤な国というイメージ通り、実際の年平均降水量は世界平均(陸域)の2倍だ。しかし、国民の数も多いため、1人当たりの年平均降水量に換算すると世界平均のわずか3分の1程度になる。そして、国民1人当たりの1日の水の使用量は、アフリカの約5倍。水道水を利用するには、浄水や下水処理の過程でたくさんのエネルギーを要するため、水を無駄遣いするということは、エネルギーを無駄遣いすることだという事実も忘れてはならない。(参考:Suntory Holdings Limited SUNTORY)

また、世界全体として見ると「水不足は21世紀最大の問題」と言われており、「2025年までに20億人を超える人が水不足に苦しむ」と予測されている。(参考:WOTA株式会社)。そこで私たちは、水、そしてエネルギーの無駄遣いを削減し、持続可能な社会を構築するために、飲食店における循環型の水濾過システムについて考えてみた。

飲食店における濾過システム

飲食店では、料理を作ったり食器を洗ったりする過程でたくさんの排水が出る。それを濾過して再利用することで、エネルギー使用量を削減し、飲食店ごとに循環型のシステムを構築することができる。例えば、上図のイメージイラストの様に、床下に小石や炭、フィルターなどの層を作り、配管を整理するなどの方法が考えられる。店の排水のみならず、雨水も濾過することで、様々な用途に使用することができる。例えば、店の植物への水やりやトイレの排水など。

近年では、独自のAIシステムを駆使し、水処理を行うという技術も開発されている。例えばWOTA株式会社は、AIシステムを活用した水質とシステムのモニタリングにより、配管工事不要の持ち運び可能シャワーシステムや手洗い器を開発している。電源を確保できる場所であれば、短時間で設置し、すぐに使用することができる。そして、シャンプーなどが含まれた排水はきれいな水となり再利用されるため、水の排出量は通常シャワーを浴びた場合のたった5%程なのだそう。この様に、優れた技術を活用し、飲食店において、水を循環させるシステムを構築することもできるのではないかと考えている。

課題

それぞれの店舗で循環する仕組みを作ることができれば、エネルギーと水の消費を大幅に削減することができる。「水の循環」は私たちが取り組める、取り組むべき大きな課題であると感じている。

SDGs目標:7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに

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