SDGsトピックス
「鎌倉から考えるSDGs」のヒントになるトピックスを、世の中の多くのSDGsの取り組みから厳選してお伝えします。
私たちの地球は最近疲れてしまったのか。
それとも地球を傷をつけ過ぎてしまったのか。
気候変動や人口爆発など、地球の生態系は確実に変わってきており、
かつてないほどの速さで急激な変化を遂げ、生き物たちを自らの手で絶望へ追い込んでいる。
水や空気を汚し、魚も木も取り尽くし、宇宙すらごみだらけにしている。
本当にこのままで良いのか?
このままずっと、ゴミを出し続け、埋め立てや高温焼却しないようにするにはどうしたらいいか。
私たちが見る未来は「今よりずっと緑豊かで、人間と自然がバランスよく共存している」世界。
再生紙を使ったストローやカップなどを使用して、結局燃やすのではなく、
完全に循環させることができる、仕組みを考える必要があるのではないか。
小さなアイデアの積み重ねで、新しい物語を作ろう!
社会を方向転換させるアイデアで、まずはやれることをやれることをやろう。
無限の経済成長を求めるのではなく、地球の全て資源を血液のように循環させ、
自然と同じように全てが繋がっている環境を作る。
国家という大きな単位ではなく、小さな街で完全循環型デザインを目標とし、
細胞のようにお互いが助け合えるような社会を創りたい。
株式会社クスクス
代表取締役・鈴木 竜
SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、持続可能な世界を作ろうという意志のもと、2015年に国連で決まった17個の目標のことです。2030年までの15年間で達成しようと見据えています。「1.貧困をなくそう」という項目から始まり、「10.人や国の不平等をなくそう」、「14.海の豊かさを守ろう」など人権や環境などあらゆる側面において、未来をより良くするための取組目標で構成されています。
国や企業、個人の垣根を越えて取り組むSDGsを受けて、私たちには何ができるのか考えてみました。そして、以前から構想していた「完全循環型」の考えをオープンに提案することを考えました。そうすることで、より良い世界を作ることに繋がることが私たちの願いです。「完全循環型デザイン」とは、資源を循環させることができる仕組みのことです。鎌倉をモデルタウンとし、循環型の社会を作るためのアイディアや事例を「VISION」として発信しています。
鎌倉は毎年約2,000万人前後の観光客が訪れる人気の観光スポットであるが、残念ながら道端にゴミが散乱していることも多い。
そこで持ち帰り用のプラスチック飲料容器を完全撤廃し、繰り返し使用できるステンレスマグを鎌倉の飲食店全体で導入することを提案する。
ゴミを減らし、街の景観を守り、雇用を生む可能性も秘めている。
プラスチックに代わる素材はなにか。それは分解されやすく、処理する手間をほとんどかけずに土に還る素材。
例えば防水性のある葉っぱから作られたお皿は合成添加物や着色料、接着剤、オイルも不使用でコンポストで堆肥にすることができる。
竹などの天然の素材のみを使用した生分解性プロダクト商品をデザインしていきたい。
「過剰包装」には日本人ならではの気遣いや価値観が現れているのかもしれない。
「小分けに包装されていれば便利」「外気に触れず衛生的に安心」「相手への礼儀を示す」など、その価値観や神経の細やかさは、誇れることでもある。しかし、地球や人にとっての長期的影響を考慮した行為であるとは言い難いのでないだろうか。
廃棄大国と言われる日本では、鮮度や安全性への厳しい見方もあり、スーパーや飲食店で無駄な廃棄を減らすことが難しい。
そこで、食料廃棄物を「ゴミ」として捉える代わりに「循環させる資源」として捉え、持続可能な社会の仕組みを作ることを目指したい。
「コンポストボックス」を活用している東京のカフェバーを紹介する。
飲食店の循環型水濾過システムについて考えてみた。
飲食店では料理を作ったり食器を洗ったりする過程でたくさんの排水が出る。それを濾過し再利用する飲食店ごとの循環型システムを構築することができる。
雨水も濾過することで様々な用途に使用することができる。独自のAIシステムを駆使し水処理を行うというシステムも紹介する。
鎌倉市で「空き家率」がこの5年間で9.3%から11.8%に増加した。
そこで「空き家の活用方法」として一軒の建物で完結する「循環するシステム」を考えた。
エネルギーは地熱・水素タンク・ソーラーパネルなどを活用。水は雨水や排水をろ過し建物内で循環、再利用する。
一軒の建物で完結するシステムで、持続可能な環境を作るのである。